生類の皆様へ

ゲームと百合の話

ゼノブレイドDEユニークモンスター討伐記【最先~巨神膝】

強敵を求めて。レベル差補正の激しいゼノブレイドの世界では、激しい死闘を演じるにも”旬”の時期があります。その旬を逃さず、巨神界、機神界に生息する名を冠する者たちを全て討伐していきたいと思います。

一番はじめは幼馴染トリオが揃ってから。

新緑のブルックル(5)

 コロニー9正面口北の原っぱ。強敵を求めて対象。

固有アーツはキャピル大頭突き。 開幕で繰り出してくるキャピルアタックが前方直線範囲攻撃で痛い。CPUのフィオルンなどは元気に突っ込んでいくので、ライン操作で誘導した方が楽かも。キャピル大頭突きもひたすらに痛いのでなんとか全部ラインで受け切りたいところ。

借宿のドロテーア(6)

 コロニー9断崖の池。オトモ2匹。お日様が出てる間。オトモ2匹。

 オトモが2匹参戦してくるのがやっかい。使うアーツはシンプルでこれと言ったこともないのでただのデカいクライブという感じ。

湖面のマグダレーナ(6)

 コロニー9見晴らしの丘公園下。オトモ2匹。夜。強敵を求めて対象。

 固有アーツ多数。アーツ名が全部「大~」で威圧感がある。2匹のオトモと取り巻きのサモンまで集まってきて、ボコボコにされるので周りのサモンを排除しておきたい。水辺でものすごく戦い辛いのに、気絶アーツを2つも持っている。他のアーツも強力。

横道のラングロット(6)

 コロニー9テフラ坂の途中。強敵を求めて対象。

 高い攻撃力で推してくるパワー系。前方範囲攻撃の大振りスウィングに注意。

採掘のパトリチェフ(8)

 テフラ洞窟キャピルの巣北東の地図のでっぱり。

 固有アーツ気絶スウィング。連発してくる気絶スウィングがとにかく痛い。気絶抵抗ジェムを用意するのも現実的ではないので助けつつ。

壁際のグエンリ―(9)

 テフラ洞窟脱出ポッド室東のカーブの道。強敵を求めて対象。

 リザドの大群と一度に相手にするのは絶対に嫌なので、その二つ名の通り、できるだけ壁際で戦いたい。デカいトカゲ。出血がやややっかいか。

穴蔵のバグワム(10)

 テフラ洞窟キャピルの巣。

 固有アーツ毒液シャワー。毒の恐ろしさを教え込む蟲。頭突きも普通に痛い。開幕の毒液シャワーの被害を最小限にしたいので、位置取りに気を付けて、コレペディア報酬のジェムやコートレギンスでしのぐ。取り巻きを巻き込むのも嫌。

早業のラムシャイド(10)

 コロニー9断崖の池。

 固有アーツ気絶スウィング。気絶ウサギ再び。しかもオトモのおまけつき。ウサギはどいつもこいつも一撃が重い。

ここでフィオルンが離脱。下の2匹は2人で倒すことを想定されてそう。

堅牢なコーネフ(10)

 テフラ洞窟嘆きの泉。夜。

 ヴァンプや他のクライブを巻き込まないように離れて戦った方がいい。バッシュも痛いが、エーテルブレイクⅡが円形範囲気絶で嫌な技。チェイン合わせるぐらいしかできない。勘弁してほしい。

暴食のオイゲン(11)

 テフラ洞窟ヴィリア湖。

 多分モナド盾習得後に相手をすることになるので、超叩きつぶしはなんとかなる。飛び込みは前方範囲攻撃で転倒なので注意。暴食のHP吸収は恐ろしさがよくわからなかった。

以上が巨神膝に出るまで。回復手段に乏しく、ヘイト管理も厳しく、ステータスも伸ばせない序盤は、3レベル空くと、すこぶる難しくなる。第一3レベル空くだけで攻撃が全然当たらない。この辺までは2レベル差ぐらいがちょうどよく楽しめる気がする。パーティが2人の時は同レベルでもいい。

限られたリソースで模索していくのは、RPGの醍醐味。レベルダウンシステムもあるけれど、折角なら旬の強敵を求めて。 

百合厨「お姉チャンバラ ORIGIN」をやる

 恥の多い人生を送ってきましたが、コンシューマゲーのCEROだけは守ってきました。「お姉チャンバラ ORIGIN」、ずっと気になっていたお姉チャンバラシリーズはこれが初めてです。

 

ゲーム内容

 セクシー&グロテスク・バイオレンス剣戟アクションというジャンルの通り、セクシーでグロテスクでバイオレンスな剣戟アクションでした。剣を振って敵を蹴散らし、パリィ、回避を駆使してステージをクリアしていくよくありそうなアクションゲームなのですが

・攻撃ヒットのタイミングで攻撃ボタンを押し続けるとエフェクトが出て、動きも速くなり特殊コンボに

・タイミングよく攻撃を弾くド派手なパリィは周辺の敵全員のスタン値を上げる

・直前で敵の攻撃を避ける見切りはスロー演出がかかりしばし無敵

・スタンした敵に対してや、コンボ回避で溜まるゲージ等、色々用意されてる大技

など、アクションゲームの気持ちが良い要素がこれでもかと詰め込まれています。特にパリィがキモチイイ!見切りを織り交ぜつつ連続攻撃をさばき切った時のエクスタシィで脳汁ドバドバ出てきます。相手の攻撃にタイミングを合わせる音ゲーをやってると「セクシーなSE〇IRO」という妄言が頭を過りますが、攻撃するときも音ゲーをやるこっちの方が気持ちのいいアクションかも。とにかく予想をはるかに超える面白さでした。音楽もめちゃクール。

 

百合

 こちらも予想以上に響きました。ストーリーは短くてシンプルですが、キャラクターが良い!

彩と咲 

 ”忌血族”の血を引く異母姉妹。忌血族の血を狙う悪い奴によって母親が殺され、父親と妹咲が姿を消し、彩は父親譲りの剣術で全国に蔓延る屍霊を狩りながら2人を探す。咲は敵に取り込まれ、彩と父親のせいで母親が死んだと思い込み、母親を生き返らせるべく彩の心臓を狙おうとする。彩は正気を失いかけた父親や、敵の刺客の姉妹と出会いながら、姉としての矜持を胸に咲と相対する…

 忌血族は、生まれた姉妹が殺し合い、生き残りが跡を継ぐという物騒な家柄。この女女の殺し合いが不可避で発生する邪悪なオタクの考えだしたようなシステムを回避するために、両親が異母姉妹だと偽って離れて育てていたというのが真相らしい。血が繋がっていたと思っていたら繋がっていないより、逆の方が興奮するよなハム太郎!激しい戦いの末、彩は咲に1人ではないと語りかけ、咲も彩を姉と認めて、2人は家族として戦っていくのであった……「姉妹は姉妹で結婚して頂かないと困りますね」という偉人の言葉が思い出されます。

 残酷な運命を愛の力で打ち破るという展開も、仲直りしてからの、彩が姉として妹を守り、咲は心の拠り所としての姉を助けるという100点満点の姉妹関係性も最高です。戦いに明け暮れているのに、姉妹の会話はほのぼのしてるのも良い。戦いの時は「死ね!」「ぶっ殺す!」とか言ってトラヴィスもびっくりの戦い方する咲が「お姉ちゃん」って呼ぶのも良すぎ~~ショップ購入ボイスの「お姉ちゃん、喜んでくれるかな…」←??????

さやかと杏

 敵からの刺客、屍霊の姉妹。死ぬ前は忌血族の姉妹で、屍霊なのに喋れる。姉のさやかは生前杏を死なせてしまったことを後悔しており、今また一緒に生きられることを喜びつつも、姉としての強い使命感を持っている。杏は死んだことで姉以外の記憶が飛んでいる、お姉ちゃんっ子。

 初めての戦闘で、さやかは杏を無理やり逃がし、彩に「妹を守るのは姉として当たり前」と言う。彩はこれに感化されるのですが、死してなお途切れない絆って、良いですよね……忌血族だし殺し合ったのかな…とか考えると悲しくなります。さやかは彩に敗北するのですが、最期は妹を守れたことに満足して逝くのも良…

 杏はその後、姉を蘇らせるべく心臓を奪いに来るのですが、母の死を乗り越えた咲に敗れ、姉の元へと逝きます。故人への執着は不幸でしかないのはそりゃそうなんですが、咲には彩がいるけれど、杏にはさやかしかいないというのが切ないです。弱いオタクなので死別は嫌いです。両方死んでもらわないと。

レイ

 彩のサポート役。正体は敵組織のクローン人間で、運命は変えられないというニヒリストでしたが、彩の活躍を見て自分でも運命を変えようと思うようになります。こういう経緯で、彩に巨大感情を向けていますが、どんなに殺しても満たされず、彩の心臓を欲して襲い掛かります。「彩、あんたはかっこいいよ」「私はあんたになりたい」←何。最後彩が「あんたも忌血に狂わされた一人だったんだね」的なことを言いますが、お前に狂わされたんだろ!!!と言いたくなりましたね。巨大感情が暴走して一体化欲求になる女、そうそういるわけではないが。途中で咲に彩マウント取られているのも面白い。

 

 お姉チャンバラ、お姉ちゃん部分もチャンバラ部分もめっちゃ良かったです。これ1,2作目のリメイクらしいので、過去作とかも漁ってみようかな~

 

というわけで大勝です。皆もやろうお姉チャンバラ ORIGIN

「聖剣伝説4」感想

オイ!!いい加減にしろよ!!!

 

失礼しました。今のはプレイ中に僕が幾度となく上げた叫び声です。「聖剣伝説4」をクリアしました。半年以上かかりました。感想を書きます。

 

ストーリー

全くわからない。これは誇張でもなんでもなく本当にわかりませんでした。とりあえず思い出される限りでキャラクター紹介を。

エルディ

 主人公。サイコパス。色々深い設定があった気もするが、何一つ覚えてなかった。

リチア

 ヒロイン。大樹の巫女。闇落ちしてラスボスになったらしい。

フィー

 ナビィ。かわいい。

ストラウド

 兄。黒幕。

親友(名前を忘れた)

 記憶になかったが、闇落ちして出てきた。

仮面の導師

 不快。

すいませんもう思い出せないのでやめます。何やら大樹に関わる壮大なストーリーだったような気もしますが、薬をキメた打ち切り寸前の電波小説を読まされているようでさっぱり理解できませんでした。キャラクターも魅力がないというか全く感情移入が出来ない、それだけならいいのですが、こいつらのせいでこんな不快な気持ちにさせられていると思うとだんだん腹が立ってきます。

ストーリーの進め方もこちらの神経を巧みに逆撫でします。OPとチュートリアルでムービーで話が進むと思わせておきながら、唐突に始まる高速紙芝居によるスピード感のある展開で、プレイヤ—は置いてきぼり。ムービーもムービーで、グラフィックが余りにも美麗なので「こんなグラフィック作れるならもう少しましなゲームが作れなかったのか」と沸々と湧き上がる怒りが抑えられません。

 

ゲーム部分

ゲーム部分が良ければストーリーなんてどうでもいいという人もいますが、このゲームはゲーム部分が酷すぎてストーリーがどうでもよくなってきます。よかったですね。

まずこのゲームを始めて誰しもが劣悪なカメラワークに気が付きます。この劣悪さはやらないとわかりません。そして慣れることはありません。ずっと不快なまま嘔吐しながらプレイすることになります。これに気付いた時点でやめればよかったのです。

フィールドには、敵とオブジェクトが転がっていて、オブジェクトを敵にぶつけるとパニック状態になり、パニック状態の敵を殴ると、HPやMPのレベルを上げる経験値アイテムがランダムで出てきます。逆に言うと、パニック状態でない敵を殴るメリットはゼロです。聖剣伝説4のウリであるはずのこのシステムが本当に本当に不快で、頑張って経験値アイテムを集めた後に死んで全て無かったことにされる不快、瀕死の状態でもわざわざオブジェクトをぶつけないと打開できない不快、レベルが上がらず敵が消えて詰む不快、精巧な物理演算のせいでそもそも当たらない不快と、あらゆる不快の種になっています。

操作性も素晴らしく劣悪です。まずジャンプも回避も硬直時間が驚くほど長いです(幸い回避はなぜか向いている方向に短距離前転するだけという男らしい仕様なので、普通に戦いながら回避を使うことはまずないのですぐ気にならなくなります)。ターゲティングも独特で、目の前にいる敵をガン無視して、正面直線状にいる敵を壁を貫通してターゲットする将棋の香車千里眼を得たような性能を持ちます。使い物になったことはありません。

極めつけにこのゲーム、ステージクリア型で、ステージを進んで最後にボスを倒して次へ、というのを繰り返すシステムをとっています。そしてステージをクリアすると、次のステージではレベルがリセットされます。なお敵は段々強くなります。よく見るとジャンルがアクションRPGではなくアクションアドベンチャーになっています。シリーズのジャンルを変えてまでこちらを不快にするという強い意志が伺えますね。

一応パニック状態でピヨピヨいってる敵を一種類しかないモーションでポカポカ(本当にこういう音がする)殴っている時はわずかながらに爽快感がありますが、他が悪いからそう錯覚するだけでとうもろこし牛乳タピオカの後に飲む水の様なものです。

 

マップは上下左右に広大です。聞こえはいいですが、似たような景色のコピペマップと役に立たないミニマップ、そして寄り道するメリットが全くない(このゲームには携帯できるアイテム類や宝物はありません)という、探索の楽しさを完全に排除した素敵な仕様のせいで、視界の開けたところに出るとため息が出ます。視界の開けたところに出るとため息の出るゲームはブレスオブザワイルドと聖剣伝説4くらいですね。あと次何をしていいか、何ができるのかがわかりません。スイッチか扉かオブジェクトか壁か見かけで判断する方法はありません。コピペマップも相まって、まるでステージ全体が迷宮の様です。最後に待ち構えるボスは強いです。攻撃にちゃんと対処しないとあっという間に死にます。こちらの攻撃は決まった隙にしか通じません。ですが、全くスピード感はありません。結果的に奇妙な倦怠感と緊張感に満ちた時間を過ごすことになります。

よくわからないマップでちまちまとテンポの悪い単調な作業で雑魚を倒してレベル上げして、同じくちまちまと店舗の悪い単調な作業でボスを倒す。難易度は高いのに、クリア後に残るのは達成感ではなく徒労と虚無です。

 

特に不快だったところ。

・このゲームを押し付けてきた人が「チュートリアルのマップが相対的に一番不快じゃない」と言ってたが、ラスボスが「お前の思い出の場所で殺してやろう」とチュートリアルのマップで戦いを挑んできたせいでそこも不快になった。

・トロッコに乗って、レールを切り替えていくステージがあるが当然トロッコに乗りながらそんな器用なことが出来るはずもなく、レールの上を歩くことになった。

・氷のバリアには炎、炎のバリアには氷の弾を使え、とのアドバイスがあるが、弾は当然落ちておらず、「もう弾がないよ~」がトラウマになった。

・巨大な採掘場のステージで詰まって、二人がかりで探索したが抜け出せず、途方に暮れていたら、スタート地点すぐそばの昇降機が動くことに気が付いた。動きそうなモデルにしてくれ。

・船のステージで詰まって、鍵を探して一時間くらいうろうろしていたが、扉の目の前にいる敵の二陣(見た目は全く特別ではない)(二陣が来るヒントもない)が鍵を持ってた。持ってるってヒントをくれ。

 ・ミサイルを打ちあげて地面に落として倒すドラゴンのボス戦で、ミサイルの打ち上げの操作性がカス過ぎて詰みかけたが、氷の弾で代用できることを発見した。完全に徒労だったし、弾が無ければ本当に詰んでた。

・上に登っていくステージで、落ちたらやり直しなのに一切救済がなく最下層まで落とされた。勘弁してくれ。

・オーブをいくつか破壊したら開く扉を前に、最後の1個のオーブを探して30分くらい探し回ったが、実は足りてた。頼む教えてくれ。

 

HARDモードとかULTIMATEモードとかバトルアリーナっていうモードもあるらしいですね。やりません。

百合厨「イース8 ラクリモサ・オブ・ダーナ」をやる

 今年の初夏くらいに、とある方のRTAを実況するためにイース8をやりました。実はイースどころか日本ファルコムのゲームすらやったことがなかったので、初イースファルコムです。なぜやったことがなかったのかは当然アニメ絵の男主人公という私の苦手の具現みたいなゲームばっかりだからです。まあアクションRPGの金字塔とまで言われている作品ですからね、やりますよ。

 

 「イース 百合」で検索してもフレッシュプリキュア!しか出てこないしほとんど期待しないでやりましたが、まあまあ百合があったのでここに書いとこうと思います。百合に関係ないことは書きません。

 

 ストーリーは王道です。多分そうです。私は王道を知らないのでなんとも言えませんが。主人公のアドルと、アドルと夢でつながる少女ダーナのダブル主人公ということなのですが……アドルが全然喋らず、ストーリーがアドルの外で進んでいくのであまり感情移入ができませんでした。これも私が百合狂人(狂人の一種)だからだと思います。

 問題はダーナです。何が問題かというとあまりにも魅力的すぎるということです。めちゃめちゃいい娘なのに、ありえないほどの重荷を背負わされ、それでもめげずに運命に果敢に立ち向かっていくその姿はあまりにも眩しく、基本的にプレイヤーは「生きててすいません」と言いながらプレイすることになります。無言アドルが置物になるの原因の一端も担っています。

 

 ダーナは大きな王国の巫女候補生的なものの中から巫女的なものに選ばれます。他に仲のいい候補生が2人おり、王女になるサライちゃんと、巫女の補佐役になるオルガちゃんです。

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 一枚で関係性が分かる良い画像ですね。このまままんがタイムきららみたいに話が進んで欲しかった。

 

 最終的に王国は隕石のせいで氷河期みたいになって滅びますサブクエストで交流した住人も全員死にます。ダーナはこれを防ぐために頑張るのですが、ダーナの時代はアドルの時代と比べてはるか昔であり、プレイヤーからすると滅ぶことが分かりきっているわけです。つまり全編「黄金の国イーラ」みたいな精神状態でプレイすることになります。悲しすぎ。

 

 それからサライちゃんが、思考をトレースした邪悪な擬態生物であることが明かされます。擬態生物はサライちゃんの姿で滅びの運命は変わらないことを告げてどっかに行きます。邪悪すぎる。どこまでダーナを苦しめれば気が済むんだ……

 

 残されたオルガちゃんとダーナは滅びゆく王国で懸命に頑張ります。ダーナは新天地を探し旅立ち、オルガちゃんは王国に残ることになり……

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 これが今生の別れです。ダーナが王国に帰るとそこには誰もいなくなっています。制作陣、悪魔?

※一応このあとオルガちゃんの遺書を探すクエストがありました。重いです。

 

 ここまでの目にあってもダーナは泣きません。私はもうなんでもいいからダーナを幸せにしてくれと泣きながらプレイしてました。終盤ではアドルの時代に再び訪れた世界の滅びを阻止するために邪悪な擬態生物と戦うのですが、そこでサライちゃんの意識が擬態生物を乗っ取って復活します。想いが強いとそうなるらしいです。

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 ずっとひとりで戦ってきたダーナが初めて見せる弱さに一同涙が止まらない。

 

 その後ダーナは神様的なものになり、サライちゃんと世界を見守っていくことになります。まあハッピーエンドと言えばハッピーエンドですね。オルガちゃんもなんかこう不思議パワー的なので生き返ってくれているといいんですが。

 

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 というわけでエンドカードです。勝ち!!いや勝っては無いですね。オルガちゃん返して。

 

 百合目当てにはできませんが、ゲーム自体はおもしろかったです。みんなもやろうイース8

百合厨「ファイアーエムブレム風花雪月」で帝国に与する

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勝ち!

 

 ファイアーエムブレム風花雪月の帝国ルートをやりました。「考えることが多い」「作りこみが細かい」「長い」「フルボイス」という制作陣のパワープレイのせいでめちゃくちゃ時間がかかりました。

 

 ファイアーエムブレムと言えばヘテロ偏重のストーリーという印象があります(白夜王国ではお気持ち程度の陰湿ストーカーが出てきましたが)。まあ世界設定を考えれば当たり前なので仕方がないですね。ですが今作は少し歩み寄ってくれ、ちゃんとした百合展開が用意されていて、今まで招かれざる客であった私も大喜びです。

 

 事前に主人公ベレスと百合出来る相手は決まっていると教えてもらっていたので、一体誰を堕とせるのかわからないシュレディンガーのレズ状態で3学級のどれにしようか迷っていましたが、百合友人(百合を愛好する友人の意)の「黒鷲の学級はエーデルガルトに密かに憧れているモブ生徒が多そう」という何の根拠もないカスみたいな妄想助言を得て、黒鷲の学級を選択。始まる時点で既に「ベレスとエーデルガルトが付き合っていることを知らずにエーデルガルトに片思いしているモブ生徒の視点で描かれる百合小説」が私の頭の中に完成していました。

 

 幸いにして黒鷲の学級ではエーデルガルトとドロテアの二人が同性婚の対象。メンバーもスラム出身、PTSDパニック障害と色とりどりで楽しい学級でした。ペアエンドという主人公CP以外も絆が一番深いもの同士の後日談が見られるという楽しい制度もあり、キズナトークを見ながらどのペアが幸せか考えていくのも中々楽しいです。男女キズナトークも素敵なものが多く、まあこれは男女CPがあってもしょうがないかなーとは思っていたのですが、いざ終わってみると生徒は全員狙った通りの同性CPで我ながら気持ち悪かったです。

 

ベレス×エーデルガルト

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 先生大好きエーデルガルト。王道です。ただ、エーデルガルトという人間を理解してあげられないと、帝国ルートは辛いと思います。

 

ドロテア×ペトラ

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 ドロテアは平民出身で、玉の輿を狙って男をとっかえひっかえしているという女の子。こういう子は大体女の子に堕とされるというのは国指定の教科書「コミック百合姫」に書いてあります。留学生で外国の王様の跡取りであるペトラと結婚したそうです。玉の輿やんけ。このゲーム、ペアエンドのある子たちのキズナトークが誰とくっついてもおかしくない内容になってるのは上手いですよね。

 

ヒューベルト×フェルディナント

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 色々と刺さるCPはありましたが、黒鷲で一番文脈が百合なのはヒューベルトとフェルディナントでした。最初は信じられないほど険悪で犬猿の仲といった感じなのにだんだん仲良くなってきて、最終的に帝国の双璧になるそうです。そもそも趣味バラバラノリちぐはぐ性格真逆というだけで結構性癖なので、最初のほとんど喧嘩みたいなキズナトークで既に打ち抜かれていましたね。男男の感情。

 

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 あと、シャミアとカトリーヌですかね。2人は相棒なのですが、帝国ルートでは敵対することになります。

f:id:Hodoking:20190921143402j:plain この女女の割り切った殺し愛いいですね。お互いにお互いが二番目くらいに大切、みたいな関係性、これも性癖です。敵対したせいで2人のキズナトークを最後まで見られなかったので、別学級ではぜひペアエンドまで見てみたいものです。

 

 肝心のストーリーですが、勧善懲悪ではない戦争ものとしては佳作以上の出来だと思います。まだ帝国ルートだけでわからないこともあるので、何とも言えませんが。まあキャラクターが皆魅力的なので、大きな物語より小さな物語を楽しむゲームじゃないでしょうか。知らんけど。

 

 いずれ他の学級もやりたいですが、青獅子の百合相手のメルセデスにはアネットという幼馴染がいて(私は幼馴染が性癖)、金鹿に至ってはベレスの相手がいないという悩みがあります。考えることが多いゲームだ。

 

 何にしろエーデルガルトとベレスがハッピーエンドになったのでよかったです。みんなもやろう帝国の覇道

百合厨「アストラルチェイン」をやる

 「アストラルチェイン」をやりました。

 信頼のプラチナ製アクションなので普通に面白かったです。左スティックでプレイヤーを動かしながら右スティックでレギオンを操るという操作方法は「パペッティア」を思い出しますね。

 

良かったところ

 プラチナ製アクションと言えばチャプター内の要所要所で発生する戦闘一つ一つに対して評価が発生し、全戦闘の評価でチャプターの評価が決まるというシステム。ベヨネッタThe Wonderful 101ではこの評価方法がとにかく厳しく、少しでもダメージを受ければ減点、アイテム使えば減点、死ねば勿論減点と、最低の模試みたいな採点をしてきます。その点アストラルチェインはスキル使ったから加点、タイミングよく避けたから加点と、ことあるごとに加点してくれるので、加点される行動をしまくれば高評価が獲得できます。戦闘中死亡しても最高評価がもらえました。バイトのやるキーワード採点かな?緊張感がないという声もありそうですが、かっこいい動きをしていれば評価が上がるので僕は好きです。

 

 あとは、ベヨネッタ等はひたすら戦闘をし続けることがゲームの全てで起こるイベントは全て戦闘だったのに対し、アストラルチェインは探索パートがあり、もの探しや推理などが楽しめます。サブクエスト的なのもあります。緩急というやつですかね。

 

良くなかったところ

 いつも通りですがプラチナ特有の別ゲーパートの一部がつまらないです。ステルスパートや推理パートはいいのですが、シューティングパートなどは加点ポイントがほぼないのでベヨネッタとほぼ同じ緊張感を強いられます。あと荷物運び。いきなりジャイロ操作で高く積まれた荷物を落とさないように運ぶゲームが始まりまるのですが、これが驚くほどのストレスです。道中にいるお邪魔キャラには殺意すら湧きました。これいれた奴ゲーム業界から永久に追放したい。

 

 先ほど言った探索パートがちょっとストレスです。いや良い所でもあるんですけど……取り残しを潰すための2周目では完全に邪魔です。特に慣れてきてからは戦闘が楽しいので、余計邪魔に感じられます。人によっては初回から邪魔に感じるんじゃないでしょうか。いい試みだとは思うのですが、探索と推理を楽しみたければ「Detroit」とかやればいいと思います。

 

 それと良くなかったところではないですが、プラチナゲームズは未だに英語が分からないらしく、今回もスタンダードがハード相当の難易度らしいです。

 

百合

 主人公が双子の男女から選べて選ばなかった方が相棒になるということで、ちょっとだけ期待して女の子を選びましたが、まあ特にありませんでした。というか主人公はほっとんど喋らないので、悩みも葛藤も全部相棒の仕事です。そのわりにストーリーでは規則違反など我の強いことをバリバリやります。感情移入できないと完全に詰みます。これ主人公もともと決まっててもよかったんじゃないかな……

 

 

 レオナとジュリアはいつも二人で談話室に座っているのですが、中盤でいきなり「職場で同棲していることがバレてしまった社会人百合漫画①」みたいな会話を始めます。人物図鑑を見てみるとレオナは「極度の心配症で他人のことまで心配してしまう」、ジュリアは「地球のピンチより他人の恋が気になる」らしいです。勝ち!!

 

 

  よくわからないのですがオペレーターのオリーヴとドクターのブレンダは付き合ってるらしいです。 「まじめで控えめな自分と異なり、自分の意思を貫き自由に生きるオリーヴと出会い、自分も変わろうとしている。」これ原文ママです。あとふたりのツーショットを撮ると「なかなか一緒にいる機会がないのよね」という実績が解除されます。勝ち!!

 

 というわけで二勝です。みんなもやろうアストラルチェイン